生ゴムの底を取り外し履きやすいBRUKEN STOCKに交換修理依頼です。

 

生ゴムの靴を気に入ってはいておりました。だんだんと汚らしくなってきたので、ビルケンストックの素材で修理ができるか相談しました。

この靴の構造はステッチダウン製法となります。

1.靴底をすべて取り外し、そこから新しい素材を交換していきます。従来は天然ゴム素材を使用しておりました。

 7,000円~

h01

2.生ゴムはステッチダウン製法で、靴の周りを糸で縫っております。糸を切って生ゴムをはずしていきます。

h02

3.こうなれば靴も情けない状態としかいいようがありません。ここで注意しなければいけないのは、元の寸法を記憶しておかないと別の寸法のくつになってしまいます。

h03

4.完成です。お客様はBIRKEN STOCKのスリッパをご愛用されておりましたので、その底材を使用しました。

h04

5.これがステッチダウン製法の構造となります。生産性がグッドイヤー製法よりもいいのが特徴で、あの有名なDANNERにも使用されております。

STITCHDOWN2

 

Dr.リフレからひとこと。

生ゴムの修理をいやがる修理店がおおいみたいですがなぜなのでしょう。今回の修理の特徴は、まず履きやすさにあります。そして、次の修理が簡単で何度でもおこなえる点にあります。それは、BIRKENの素材をどのようにして使っていくか、大変おもしろい素材です。雨が降ってきてもしっかりと地面をグリップしてくれ安心して歩行が可能となります。お年寄りの足元を気にされる方にも最高の一品です。また、表面が焼き付けされておりますので、減りに強くさすが、MADE IN GERMANY品と感心させられます。

 

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ