ヒールの返りについて最高級の靴を比べてみました。

 

靴のかかとの返りについて履き比べてみました。かかとの返りとは1歩進んだ時に靴がどれだけ足になじむか、もしくはホールドするかこれが履きやすさにつながります。

みなさん知らない靴が登場しますが、この機会に覚えてください。特に後ろの曲がりぐあいをご覧ください。

1.トリッカーズのバートンです。踵のくわえが貧困です。アウトソールがしっかりしている分、跳ね返りが強くかかとがすっぽ抜け状態になる傾向です。

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2.REGAL のNAです。ほぼスリッパ状態です。少し足のサイズが違うとスコスコ抜けながら歩けます。

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3.Church’s73ラストです。ここまでくると踵をしっかりくわえてくれます。ここまでくると靴を履いて靴に振り回されているのではなく、靴が自然とついてきてくれきずけば、友がそばにいるという感じです。

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4.オールデン909です。

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5.FLOSHEIM imperial でございます。ただし本品は現行のフローシャイムではなくVTGひんです。1990年以前の靴になります。ここまでくれば最高のジャンルにはいります。ただ何度もいいますが、現行のフローシャイムではありません。この靴はコードバンですが、この返りを見てくださいしかも下からの立ち上げが硬く最高のお品です。良い靴の時代は終わりました。1990年のUSAをもって終わったのです。

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6.この靴は1970以前ののお品です。まだUSAでは残っております。その名も幻のHANOVERです。ここまでくると馬のお尻ですね。

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この下記のYOU-TUBEをご覧いただくとオークションで靴を安心して落札できます。

オークションVol.3Widthが重要です。

 

Dr.リフレからひとこと。

皆様は靴のかかとの形についてあまり気にしたことが無いと思われます。実はかかとの角度によって足をとらえるホールド感が全く違ってきます。今回の靴の履きく比べは雑誌にも載っていないので重要な参考にしてください。1番のトリッカーズについては俺の靴を履きたいのならお前が俺に合わせろとKINGDAMに言われている雰囲気がありありです。作りは最高の品質です。5番6番に来るともはやVTG品にしか味わえない靴です。この写真の映像の靴を本国で探してみてください、もし見つけられたのならそれは古着やさんでしょう。日本人の悲しいところ、それは靴文化が昭和時代に入ってからしかなかったことです。我々は『わらじ』文化で育ってきたのです。戦国時代の戦いに牛革では無く、鹿革しかなかったのです。その頃1800年後半には欧米の靴文化は全盛期を迎え、我が国とはかけ離れた時間の差が生まれてしまったのです。それは1$/360円の為替相場で固定されておりましたので、USA国内もある意味輸出に目を向くこともなく、良いものをUSA国内に販売していけば採算が成り立っていけた。しかし1985年を境に超円高の世界が始まったのです。1985年の$/250円が1990年には$/110円。ここまで来ると円を持つより海外投資となりますわな。またこうなると靴を売るより肉を売ることに専念しますわな。これで靴作りは終わりました。続きは後日・・・・・。

 

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