DANNER を大改造いたしました。

 

DANNER を大改造いたしました。DANNER を大改造いたしました。
1.DANER ダナーのソール交換の定番VIBRAM#148に交換していきます。しかしミッドソールの持ち上げをしなければいけません。この綺麗な装着をご覧ください。

 6,600円~

Before                              After

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2.今回はミッドを作り、VIBRAM#148の装着をおこないます。

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3.装着する前のソールになります。足の大きさに合わせブロック模様を均等に装着するのがセンスです。サイズの長さは80(29cm)、100(31cm)、110(32cm)、120(34cm)、140(37cm)の4パターンとなります。

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3.極力この均等なデザインになるように仕上げをこだわっております。

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4.最後にソールの減りを守るため、KISTの装着を施しました。

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5.DANNERの構造です。図にさらにつぎたすとがあります。インソールの部分がなく、内部一帯が袋縫い仕様となります。そして、そこには疲れを考えたズポンジが装着され、さらにソールにはVIBRAM#148の減りが少ないソールが装着されております。なんと考えて作られた靴かと、感心させられます。

STITCHDOWN2

色補修の作業風景をご覧ください。

 

 https://www.youtube.com/watch?v=rq_ApNlq7IQ&lc=z13yjncieuzqcjzm322qzj4qdnzbdfnst

 

Dr.リフレからひとこと。

DANNERの修理に関して注意する所をご紹介します。まずは中間にミッドソールがありますのでこれを壊さないように綺麗に剥がすことです。自慢ですが私くしは(スタッフを含まず)1足(左右)1分30秒頂ければ綺麗にはがします。次に従来の接着剤をしっかり取りきることです。独特のニカワの様な接着剤が使われておりますので細心の注意を払います。また次ですがアウトソールのデザインを均等に入れられるかが問題です。なれればちょちょいのちょいです。最後にアウトソールに装着するのがVIBRAM#4014の正規品です。これがグラインダーでも削りにくいのです。1足の削りでz-24番の荒目のサンドペーパーを壊します。ですから削る時は異常な熱が側面い発生します。これによって接着した物が浮いてきたりします。ですから冷却を考え削る作業をすることです。そう考えるとDANNERを知っている修理屋さんにお願いした方がいいですね。DANNERの履きやすさは色々の箇所がありますが本当に最高です。個人的に履き心地に関してのBOOTSであれば最高基準です。しかも内面は蒸れにくい袋縫いを施しております。特に履き心地はミッドにあるスポンジにあります。このスポンジが地面からの衝撃を吸収するのでしょう。そして、ソールのVIBRAM#148がさらに地面をグリップしてくます。また、ステッチダウン製法により糸縫っている部分が接着していれば雨からの侵入を防ぎます。こんないい靴のメーカーであるDANNERジャパンが2012年倒産に至りました。現在も販売はされておりますが、MADE IN USA品の以前のDANNERに会えなくなってしまいました。もっとも人気のあるゴアスティックが鮮やかなグリーンのエクスプローラーはYahooのオークションでも4万円以上もする希少品になりつつあります。今のうちオークションで購入するか、履かれている靴をスポンジまで減らないよう大切に履いてあげてください。こんな靴が無くなったのが寂しい限りです。

 

 

 

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