あえて今回、この修理を選択したかを解説したいと思います。まずはお客様が当店にご訪問して頂きこうおっしゃりました。『左足の紐が抜けてしまったので修理をお願いしたい』しかし靴全体を拝見するとこの様なこわれそうな箇所が全体に現れていました。そこでお客様に問いかけました。『他の箇所も補強をしませんか？ご指摘の箇所を補修し、数日経って他の箇所が壊れたら私を恨みませんか？くそ～あいつプロだったらこの靴が何年履けるか見極めろといいたいでしょう。』靴の修理を依頼されたとき常に考えるのは、この靴はあとどれぐらい履けるのか常に考えて提案をさせて頂いております。今回の場合は学生さんのご依頼で最強の見栄えより、長く履ける修理を施しました。この靴がジミーチューであればまた違った修理の方法を提案させていただきます。一方的な押し付け修理ではなく、お客様のご意見を尊重した考えを重視したいと考えております。