AVIREX オートバイ シューズのオールソールです。

YAMAHA  クルザーでご来店されました。ギヤーチェンジを頻繁にされるので土ふまずが削れていました。
1.全面を剥がしてオールソールをおこないました。VIBRAM#110ソールです。
  8,500円~
Before                              After
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2.この靴の製法の図です。糸で縫い付けて補強を施したグッドイヤー製法です。これ糸があるおかげでしっかりと長く履けるのですが、糸を切ってしまえば終わりです。

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3.剥がした状態のPhotoです。このブーツの場合従来の粘着は熱をかけると再度粘性が出てきたりします。しっかりと従来の粘着剤を取ります。

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4.ハーフソールの作業風景をYOU-TUBEにUPしました。ぜひご覧ください。

ここをクリックしてください。

 

靴リフレからひとこと。

この様なブーツの場合は、修理方法をよく考えて修理をしないと剥がれてきます。靴底が厚く、ハードな使われ方を考えて修理を施しております。従来の粘着剤をしっかり取り除いた上で、接着剤を塗布する前に、アンカー効果剤を塗布しなければいけません。このアンカー剤の選択によって接着効果が歴然とした差が生まれます。そして、周りの削りを入れる場合は、必ず1日を空けしっかり接着したことを確認した上で作業をおこないます。VIBRAM#110は非常に摩耗しにくい素材で、削りを入れたところは手で触れない程の熱をもったりします。よって、接着したばかりの物を削ると熱が影響して剥がれだします。こういうブーツの場合は、出来上がりの納期をみておくことが大切です。接着剤の中には溶剤が含まれております。この溶剤がなくなってこそ効果が表れます。修理した物をすぐに履くということは、その効果を弱めてしまうことにつながります。ご注意ください。

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